わたくし、あずきがゆるめの無添加生活を始めてはや10年以上が経ちました。(ゆるめ…というのがポイントです笑)
これを読んでくださっている皆さんの中には、
無添加実践中!
無添加な暮らししてみたいけど、どーなんだろ
そもそも無添加な暮らしって何?
などなどいらっしゃるかな?状況はそれぞれかと思います。
この記事では、私がそもそもなぜゆる無添加な暮らしをしているのか、どんなメリットやデメリットがあるのかを書いてみることにしました( ´ ▽ ` )
◎このブログをおすすめしたい人
こんな人におすすめ!
- 健康的な暮らし方をしたい!と思っている人
- 子どもには安全で安心できるものを食べさせてあげたい人
- 環境に優しい暮らしをしたい人
- 無添加は気になっているけど、どんなこと?と思っている人
ゆる無添加暮らしってどんな暮らし?
そもそも無添加暮らしってどんな暮らしなんでしょう?
一般的には、ざっくりと、なるべく添加物を使わない食品や生活用品を取り入れる暮らし…てところかな?と思うのですが、私は身体にも環境にもなるべく優しく、心地よく暮らすという意味合いで、
ゆるっとこんな感じに過ごしています。
『なるべく』というところがポイントでしょうか。
あずきのゆる無添加暮らし
- 加工品はなるべく添加物の入っていないものを選ぶ
- 野菜はなるべく有機・無農薬のものを選ぶ。また地元の農家さんが作ってくれたものを選ぶ。
- 調味料は古式製法のものを選ぶ。
- 洗剤は合成の界面活性剤が入ったものは避け、自然由来のものを選ぶ
- 化粧品もなるべく原材料が天然由来のものを選ぶ
- 服は綿、麻、ウールなど天然素材のものをなるべく選ぶ。
実際、完璧にやろうと、手に入りにくかったりお付き合いのこともあったり、なかなか難しかったりします。
何しろ、スーパーに行ってみても、商品の裏の表示を見て見てみると添加物だらけ‥‥(最近は、無添加のものも増えてきました!だんだん暮らしやすい時代になったな〜と実感中です!)
これだけ添加物が溢れている中で暮らしているので、一切添加物を取り入れずに過ごそうと思うと、家族にも色々我慢させてしまって苦しくなり、自分が心地よいところから離れていってしまいます。そもそも添加物にも利点があって使われているという一面もありますしね。
だから、『なるべく』『ゆるく』取り入れていくのが、心地よく暮らしていくポイントになるかな、と思います。
無添加暮らしを始めたきっかけ
私がゆる無添加暮らしを始めたきっかけは、自分がアトピー体質なこともあり母がなるべく添加物のない生活をしていたことにさかのぼります。
その頃は家庭でインターネットで買い物をすることもなく、無添加食品もあまりない頃だったので、探すのも大変だったのでは‥・と思います。
添加物の入っていないパン、着色料のないお菓子。誕生日にはケーキを手作りするご家庭も多いと思いますが、我が家も誕生日はいつも母が作る手作りケーキでした。美味しかったけれど、白砂糖でなく粗糖を使うので、スポンジの色が茶色いんです。白くてきめ細かい綺麗なスポンジのショートケーキに密かな憧れを抱いていました。笑
でも成長して、アトピーが落ち着いてくると、添加物の多いものもよく食べていました。(亜硝酸ナトリウムが入ったソーセージ、アミノ酸が入った加工食品など本当に色々!)
その後、社会人になり一人暮らしを始め、結婚し家庭を持つことで、選ぶものに気を遣うようになりました。自分が管理栄養士であったこともあり、食に関心を持っていたということもあります。
無添加暮らしのメリット
なぜゆる無添加暮らしを続けているかというと、やはりメリットがあるからこそ続けています。
からだに優しい
やはりいちばんの 理由はコレ!無添加生活をされている方はこの理由で無添加生活してるよ!という方が多いのではないでしょうか。
避けたい食品添加物の中には、発がん性が認められていたり、日本では許可されていても欧米では禁止されているものも多くあります。
じぶんも家族もできるだけ健康に過ごしたい。それが一番の理由。(無添加生活をしていたからといって、病気にならないわけではありませんが。。。)
私のアトピー体質を受け継いでしまったのか、息子もアトピー性皮膚炎になってしまいました。洗濯洗剤を自然由来で合成界面活性剤不使用のものに変えたり、お風呂のシャワーヘッドを塩素除去できるものに変えたりして、今はステロイド剤なしで落ち着いています。
本物の味って美味しい!
無添加生活をするにつれて、味覚も変化して身体が求めるものが変わってきました。添加物の代表でもある化学調味料が入らないと、素材の味をダイレクトに味わうことになります。そして、化学調味料が入らずに美味しいものとはやはり素材が確かなもの。豚肉、塩、砂糖、香辛料だけのソーセージをぜひ食べてみてください。これだけで美味しいというのは、本当に素材が美味しくないとできないこと。
そして、農薬や化学肥料を使っていない野菜を食べてみると、本当に美味しいことがわかってきます。
環境に優しい
農薬や化学肥料を使わない有機野菜は環境にも優しいのです。
農薬散布していくと周辺の環境に影響が出てきます。農薬に対抗できるものだけが生き残れるようになり、生態系にも変化が…。また農薬や化学肥料は、土の中から雨水に溶け出して川に流れていきます。これが自然界の中で分解するにはとても時間がかかる…
そして、農薬も日々進化してはいますが、これを扱う農家さんへの身体の影響は大きく、健康被害も大きな問題です。
『奇跡のりんご』の木村秋則さんをご存知でしょうか?木村さんは、数々の苦難を乗り越え、難しいとされるりんごの栽培を無農薬、無肥料で育てることができました。木村さんがりんごの無農薬栽培を決断したことも、農薬の影響による奥様の体調不良がきっかけでした。
ウィキペディアより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E7%A7%8B%E5%89%87
調理が時短になる!
農薬や化学肥料を使わない有機野菜などの野菜は、皮まで安心して食べることができます。
なので、人参や大根、ごぼうなど、たわしで擦って泥を落としたら、皮をむかずに切ってしまいます。そして、これらの野菜は加熱するとき火の通りが早い!(これは私の体感なのですが、ぜひ比べてみて欲しいです。)ジャガイモ、人参、小松菜、ブロッコリー…不思議と茹で時間が短い。
お弁当に入れるブロッコリーが欲しくて、スーパーで慣行栽培(農薬を使っている普通にスーパーで売っているもの)のものを買い、いつもと同じ感覚で茹でていたら、『あれ?なかなか柔らかくならない…』ということがありました。
ぜひぜひ、調理して実感してみて欲しいです!
作り手の思いを知ることができる!
無添加のものを探していると、作り手さんの思いに触れることが多くあります。
野菜は農家さんの思い、味噌や醤油などの調味料は蔵元の古くからの伝統に触れたり、また加工食品でも、健康に対する思いなどそれぞれの理念や熱い思いに触れることができます。
その熱い思いは、やはりその味にちゃんと表れているな、と思うのです。そして、また買いたいと思う。美味しいし、その思いに賛同して応援したいと思える。
『買い物は投票』と言いますが、まさにそうだと感じるところです。
無添加暮らしのデメリット
メリットをいくつか紹介しましたが、一方でデメリットもあります。
価格が他に出回っているものよりも高い
無添加のものは、多く出回っているものよりも大体価格が高いものが多いです。(そのものや地域によっては高くないものもあります!)これは、量産できなかったり、添加物を使わなかったり、原材料にこだわったりコストや手間がかかっていることなどが原因です。ものによっては求める人が増えれば、生産する側も増えていくと思うので、こういう暮らしをする人がどんどん増えてくれればいいなぁ♡と思っています。
物によっては手に入れにくい
今はネットで何でも買える時代になったので、店舗が遠くても買うことができたりと、昔と比べたらずいぶん手に入れやすくなりましたが、ものによっては通信販売では購入できないものも。また、送料がかかったりして購入価格が高くなる場合もあります。
周りと足並み揃わない
これは、デメリットに感じる人とそうでない人に別れると思いますが、例えば、頂き物をしたり子どもがお友達の家に遊びに行ったりすると、やはり添加物や化学調味料の入ったお菓子などを食べる機会があります。
身体に悪いからもらうのはNG、と思うのか、お友達と楽しい時間を過ごしてほしいから、そんな時はOK!と思うのか、そこは人それぞれ。(人によっては添加物を身体に入れてしまうとアレルギー症状が出てしまう、という場合もありますが…)
我が家の場合は、お友達のお宅でご馳走になったりして一緒に食べるのはOK!お友達との時間楽しんでね!と思っています。
こだわりすぎると辛くなる
あまり無添加にこだわりすぎると、視野が狭くなって辛くなってしまいます。例えば、家族でお出かけして外食したい、となった場合。飲食店で添加物の使っていないところを探すのは至難の技!
じゃあ、毎回お弁当を持っていく?それもありかもしれませんが、旅行など出かけた先の特産物などの食べ物をいただくことって、とっても楽しいことですよね。
何がいちばん大切なのか、をいつも自分の真ん中に置くと自然と一番いい選択ができるようになります。
ゆる無添加暮らしのススメ
ここまで読んでいただいた方はお察しいただけたかな?と思いますが…
そうなんです。だから着地点としては、『ゆる無添加』なんです。自分や家族が、周りとも楽しみながら過ごすには、完璧に添加物を排除するのではなく、ある程度上手に付き合いながら、無添加生活を楽しむことなんですよね。
無添加生活は身体にも環境にも優しくて理想的!だけど、全て無添加にこだわろうと思うと家計負担増…そして、なかなか手に入らなかったりしてストレス!旅行するのも大変!そして頂き物に添加物が入っていたり、子どもがお友達のお家でいただいたおやつは添加物が入っていたり…など色々あります。
自分や家族にとって楽しく心地よく過ごすこと。このことを心の真ん中に持っていれば、おのずと良い選択ができてくるはず。
そして楽しいゆる無添加生活のために、このブログを活用していただけたら幸いです。