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夏が終わり、秋の手しごと。紫蘇の実レシピ~紫蘇の実の塩漬けと醤油漬け

紫蘇の実いっぱいできたよ!

あずき

お庭の紫蘇、実がいっぱいになってきたね~

紫蘇の実で何かおいしいもの作ろうか。

えー?しそ、きらーい

喜び
あずき

そっか、紫蘇苦手だよね~

でも紫蘇の実はまたすこーしちがう味がするよ!

プチプチ~ってとれるから楽しいよ~

お母さんとやってみる?

プチプチ~ってやってみたーい!

喜び

我が家の庭には、こぼれ種で増えた紫蘇がいっぱい。

子どもたちは紫蘇が苦手…小さいながらに栄養はたっぷりだし、大人になるとこれがおいしいんですけどね!

ここでは、紫蘇の実の栄養や紫蘇の実活用レシピについてお話していきたいと思います!

紫蘇の実の基礎知識

紫蘇の実ひとつとっても、面白いのですよ。栄養についても優秀ですが、その歴史も面白かったりします。

紫蘇(の実)はいつからあったの?

紫蘇の歴史はとても古くて、なんと縄文時代の遺跡から紫蘇の実が発掘されているそう。日本には2500年以上前に中国から伝わったと言われていて、日本で栽培が始まったのは平安時代とされています。当時は、薬として使われていたそうで、日本で最初の薬書「本草和名」にも記載されています。

紫蘇(しそ)の名は、昔、中国で、食中毒で死にかけていた若者に紫蘇の葉を煎じて飲ませたところ、元気になったという話から、「紫色の顔をして死にそうだった若者」が「蘇った」ということで「紫蘇」という名前になったとされています。また、紫色の赤紫蘇を与えたから、「紫」という字がついているという説もあります。

紫蘇の季節

青紫蘇は6~9月、赤紫蘇は6~7月が旬。旬のものは栄養価が高いです。赤紫蘇に関しては、ちょうど梅干しを作る時期ですね。また、食中毒も増えてくる時期です。紫蘇を活用して食中毒予防していきたいですね。

紫蘇の実には栄養がたっぷり。

紫蘇の実は小さいながらに存在感はしっかり、栄養もしっかり。

中でもβカロテンはスプーン1杯分(5g)で130μgもあります。

日本人の食事摂取基によると、成人男性は900㎍、成人女性は700㎍。

βカロテンをビタミンAに換算すると、1/12になるので、約10μgになりますが、

スプーン1杯ぱらりとかけるだけでこれだけとれるというのはすごいこと!

また、紫蘇のいい香りの成分は「ペリルアルデヒド」。高い抗菌力を持っているので、お弁当にぴったりです。紫蘇の実の醤油漬けや塩漬けをふりかけにしたり、おにぎりにしてもいいですね。

また胃液の分泌を促してくれるので、食欲のないときにもおすすめ。

香りがよくて栄養価も高い紫蘇の実、ぜひ活用したいものです。

紫蘇の実使って何作る?

さてさて、娘と一緒に楽しく紫蘇の実をプチプチと取りましたよ!、、、床にだいぶばらまきながら(笑)。

さて、何を作ろう~

紫蘇の実の活用方法はいろいろありますが、使いやすい塩漬けと醤油漬けにしました。

紫蘇の実の塩漬けの作り方

材料

紫蘇の実…(適量)

自然塩…(紫蘇の実の10%)

【作り方】

①穂つきの紫蘇を水洗いして、水気を拭き、紫蘇の実をはずしていく。

②その紫蘇の実を水をはったボウルに入れ、一晩あく抜きする。

(さっと湯がく方法もありますが、一晩水につけたほうが風味がしっかりしています)

③さらしやペーパータオルなどで水気をしっかりとって、紫蘇の実の重量の10%の塩を加えて混ぜる。

④煮沸した保存瓶に入れる。

紫蘇の実の醤油漬けの作り方

材料

紫蘇の実…適量

醤油…適量

’【作り方】

①穂つきの紫蘇を水洗いして、水気を拭き、紫蘇の実をはずしていく。

②その紫蘇の実を水をはったボウルに入れ、一晩あく抜きする。

(さっと湯がく方法もありますが、一晩水につけたほうが風味がしっかりしています)

③さらしやペーパータオルなどで水気をしっかりとって、煮沸した保存瓶に入れる。。

④醤油を紫蘇の実が浸かるまで注いでいく。

あとがき・うちのお庭の紫蘇のこと

紫蘇の葉が終わった後の紫蘇の実。もともとはお隣さんが紫蘇を育てていて、そのこぼれ種が我が家にとんで根付いたのがはじまり。

お隣さんが紫蘇を摘みにお庭に出ているのをうらやましく思っていたら、我が家にも飛んできてくれた!喜んでいたら、どんどん増えて、うちの庭の猫の額ほどのちいさな畑にたくさん育つようになりました。時には夏野菜を押しのけるようにして繁殖(笑)。

紫蘇の実も大量に実ってしまったので、お友達に声をかけてだいぶもらってもらいました。

そうやって紫蘇の実を摘んだ後の猫の額畑はどことなくすっきり。

片付ける時にはみんな美味しくできたかな~と思い浮かべながら、なんだかほっこりと。

季節の手仕事も、みんなと分かち合うとより楽しいものです。

  • この記事を書いた人

あずき

和漢薬膳師・管理栄養士。 暦と季節に寄り添う暮らしをしています。こよみと薬膳、ゆる無添加で心地よくて幸せでいられる暮らしを探求・発信しています♡ もともと虚弱体質で、出産後には遅延型の小麦アレルギーを発症。6年間グルテンフリー生活を続けたのち、薬膳を実践して2024年に克服。 夫と2人の子どもの4人暮らし。 40代になって山登りが好きに!目標は北アルプス縦走。

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