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春に体調を崩しやすい人必見!からだを整え快適な春をすごす薬膳5選

まだまだ朝晩寒いですが、2月4日に立春を迎え、暦の上では春になりました。

寒い中にも春の訪れを感じることも出てきたのではないでしょうか?

あずき

庭の梅が今満開です!

あと飼ってるウサギの毛が抜けてきました…掃除がタイヘン。

もう冬毛から夏毛に準備がはじまったんだね〜

ウサギの毛が生え変わるように、実はひとの体も気づかないうちに春へ向けて変化しているんです。

春の薬膳を知って、春を快適に過ごしましょう〜!

この記事はこんなあなたにおすすめ

・春を快適にすごしたいあなた

・季節の薬膳を生活に取り入れたいあなた

・春になると調子を崩しやすいあなた

・春になると、気持ちがソワソワ落ち着かないあなた

薬膳から見る春ってこんな時期

寒い冬から春になると、なんとなく開放感ありませんか?

暖かくなったし、何か始めようかな、と前向きな気持ちになったりする方もいらっしゃると思います。

薬膳から見る春は、陰陽の陰の力が深まる時期がすぎ、陽の力がだんだん強くなる時期。だんだん力がみなぎるようなイメージです!

あずき

草木が芽吹いたり、なんか力がわいてくる感じしますよね!

春は気が上がりやすい

春は新芽が出てきて草木も伸びて、陽はぽかぽか暖かく気温がぐっと上がってきますよね。実は、外の空気と同じように体の中でも同じことが起こっているんです。

温まった空気は上の方に上がっていきます。それが体の中でも気が温まって同じように上がっていくのです。

すると、気の巡りがしっかり整っていれば大丈夫なんですが、うまく巡っていないと気が上の方で溜まってしまい、頭痛やめまいなどの不調が出やすくなったりします。

春はストレスをうけやすい

実は春って一年の中で一番ストレスをうけやすい時期でもあるんです。

というのも、中医学では『肝』がゆらぎやすい季節。ここでいう『肝』は、肝臓と似ているけれど、臓器そのものというよりは体の中でお仕事をするシステムのことをいいます。

『肝』は体の気のめぐりを整えてくれたり、体の中の『血(けつ)』を作ったりしてくれます。ここでいう『血(けつ)』は血液と全くのイコールではないのですが、とても似ているので同じようなモノととらえてもらってOK〜

この『肝』がストレスに弱いんですよね…他の季節よりも春はこの『肝』が不安定な分、ダメージを受けやすいんです。

そして春は新学期。卒業や入学、就職。クラス替えに職場の異動。環境が大きく変わる方も多いのではないでしょうか?

あずき

環境変わったら、それだけでもストレスになる…

寒暖差が大きくなり空気が不安定なので、心身も不安定になりやすくて、春先に体調を崩しやすかったり、持病で頭痛やめまいがある方も、春には悪化する方がいたり、イライラしやすくなったりする方もいらっしゃいます。

不安定な気候はそれだけで身体にとってもストレスになるんですよね。それに加えて社会的なストレスも!

『肝が座ってる』なんて言いますが、そんな方はストレス耐性がすごく強い肝を持っている方なのではないかと!(いいなーそんな肝ほしい…)

みんながみんな、こんな感じで肝がめちゃくちゃ強ければいいんですが、そうもいかないのが世の中でして…。

というわけで、春の養生がとっても大事なんです!

あずき

ではでは、

春のおすすめの過ごし方いってみよー!

春を快適に過ごすためのからだととのえ薬膳5選

早起きする

早起きして陽の光を浴びることは体内時計を目覚めさせるのにとっても大切!気をちゃんと巡らせるのにとても大事なんです。春は目覚めの季節。体もしっかり目覚めさせてあげるために、朝起きたら陽の光をしっかりと浴びることがおすすめです。

あずき

朝のウォーキングは理想的〜

ストレッチや散歩など軽い運動をする

春は、特に体の中の気をめぐらせることが大事。ストレッチをして体を伸ばしたり、散歩などの軽い運動をして体を循環させましょう!

呼吸を深くすることも大事!大きく息を吸って吐くことで体の隅々まで気を届けることができ、巡りをよくすることにつながります!

意識して深呼吸してみて〜

あずき

脇腹のストレッチなんかもおすすめです〜!

目を大切にして過ごす

薬膳では春は目を大切にするのが大事と言われています。というのも、中医学では肝と目は深いつながりがあるとされているのです。

肝がゆらぎやすくなるので、目が疲れやすくなったり目の奥が痛くなったり。逆に、目を酷使したりして目が疲れてしまうと肝にダメージが…。

目に優しくすごすことが春を気持ちよく乗り切るのにも大事なんですよね。

スマホやPCは時間を決めて、寝る前の1時間以上前にはOFFにしましょう〜

苦味のあるものを食べる

薬膳では、食材だけでなくて『味』が体のはたらきに影響していると考えられています。その中でも苦味は、上に上がってしまった気を降ろすはたらきがあります。

春に旬を迎える食材には菜花や山菜など苦味のあるものも多く出てきます。季節の味覚は体にとって必要なものなんですよね。

あずき

旬の食材って理にかなってますよね〜!

春は苦味があるものを食べて春の上がってきた気を降ろしていきましょう。

肝のはたらきを助けてくれる食材を食べる

春は肝がダメージを受けやすいので、肝を助けるものを食べることが良いとされています。

肝を助けるものを食べることで、体のめぐりを整え、体に大切な血(けつ)を作ったりすることができます。

春におすすめ!春食べたい薬膳食材はこれ

そんなわけで、春におすすめの食材は、主に体のめぐりをよくするもの、苦味のあるものが中心になってきます。

セロリ

 セロリは、肝にこもってしまった熱を冷ましたり、気を正しく巡らせてくれるはたらきがあります。

香りが強いのでお子さんでは苦手な子もいますよね。おとなでも苦手な方もいらっしゃるかもしれないのですが、

トマトと一緒に煮込みにしたり、スープにするのもおすすめです。

お好きな方はピクルスや浅漬け、きんぴらも美味しいのでぜひ。

トマト

トマトは、肝にこもってしまった熱をさまして、潤いを与えてくれます!食べ方の注意点としては、春先はまだ体感としては寒い時期。冷蔵庫に入っていた冷え冷えのトマトは胃腸を冷やしてしまい、消化吸収するのに負担をかけてしまう恐れが。(『体にこもってしまった熱を冷ます』ってことと『胃腸を冷やしてしまう』ってことは、似ているようで違うのです…)加熱していても熱を冷ますはたらきがちゃんとあるので、トマトスープやトマト煮がおすすめ。

柑橘類

みかん、はっさく、夏みかんなど香りのよい柑橘類はこの時期におすすめ。爽やかな香りが気のめぐりをよくしてくれますよ!

あずき

柑橘類大好き!いろいろ毎朝食べたいわたし。

いろんな種類が入ったBOXもお取り寄せしたりしてます〜!

ほうれんそう

ほうれん草は血(けつ)を作って、肝を落ち着かせてくれる効能があるとされています。栄養学的にみても鉄や葉酸が多く含まれているので、血液を作ってくれる食べ物としても有名ですね!

人参

人参には薬膳では『明目』という効能があります。目を明るくする!と漢字が表していますが目によい食べ物とされています。栄養学的に見ても、目の粘膜を強くするβカロテンが多く含まれています。目を使いがちなわたしたち。使いやすい食材でもあるので、できれば毎日食べたい!おひたしや炒め物などちょいちょいいろんなものに入れるのもいいですね。

野草、山菜などの苦味があるもの

苦味のある食材といえば、デトックス食材とも言われるこちら。薬膳では苦味は上に上がってしまった気を降ろすはたらきがあり、栄養学的には苦味のもとはポリフェノールやミネラルで、これらが新陳代謝を促します。

この中でもせりやクレソンは、肝を落ち着かせてくれる効能があるとされています。

あずき

せりは七草粥に入れることでも有名ですよね!

わたしのおすすめは、塩茹でしたせりを炊き立てご飯に混ぜ込む『せりごはん』。

香りがよくて美味しいですよ〜!

おわりに

いかがでしたか?

春の体調の変化や特徴を知って、ちょっと意識して取り入れるところから始めてみませんか?

意識していくだけでも体が軽くなったり動きやすくなったりする方もいらっしゃると思います。というかわたしがそうでした!

春の薬膳を生活の中にとりいれて春を快適に過ごしましょう〜!

  • この記事を書いた人

あずき

和漢薬膳師・管理栄養士。 暦と季節に寄り添う暮らしをしています。こよみと薬膳、ゆる無添加で心地よくて幸せでいられる暮らしを探求・発信しています♡ もともと虚弱体質で、出産後には遅延型の小麦アレルギーを発症。6年間グルテンフリー生活を続けたのち、薬膳を実践して2024年に克服。 夫と2人の子どもの4人暮らし。 40代になって山登りが好きに!目標は北アルプス縦走。

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